心に響くお話・・・3(気づき)

「人間万事塞翁が馬」・・・じんかんばんじさいおうがうま

昔々、ある城塞のほとりに老人とその息子とが暮らしていました。ある日、彼ら親子の大切に育てていた馬が突然逃げ出してしまいました。周囲の村人は、馬を失った親子を気の毒に思い慰めに行きました。

老人曰く、「不幸かどうかはわからないよ。もしかしたら、いいことがあるかもしれない」と。まもなくして、逃げ出した馬は立派な名馬を連れて戻ってきました。不幸が転じて幸運となったために周囲の村人は親子の幸福を感心したが、老人は平然としてこう言いました。

老人曰く、「もしかしたら、これが災いのもとになるかもしれない」と。
まもなくして、息子がその馬から落ち脚を骨折しまったため周囲の村人は同情しました。

老人曰く、「これが幸福を呼ぶことになるかもしれない」と。その直後、戦争がおきて町の若者は、皆戦争に駆り出されほとんど戦死してしまいました。足を折っていた老人の息子は、戦争に行くことはありませんでした。という話が語源になっているようです。

人生というのは何がいいことか、悪いことなのか最後までわかりません。幸福や不幸は予想のしようがないということです。不幸な出来事が起きても実はそれは不幸な事ではなく逆に幸福の前触れなのかもしれないのです。「幸せは不幸という帽子をかぶってやってくる」とも言います。逆にいいことがあっても手放しで喜んでいないことです。不幸に備えなさいという教訓の諺でもあるようです。

私達のビジネスに置き換えてみても、目の前の幸不幸に一喜一憂しているようでいけない。ましてや、過去の事ばかりにこだわる人は、いつまで経っても進歩がないように思えます。

大切なのは、今何を考え、言葉で表現し、行動していくか、これからどうしていくのか。これからの未来をより良いものにするためにも・・・。