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中小企業にとって管理職の育成は大きな課題です
組織マネージメントで重要なポイントでもある中小企業の管理職の育成、人選、配置等、その中でも問合わせが特に多いのが、管理職が育たないということです。人材の育成、特に管理職の育成は、数か月単位ではく数年単位となります。もちろん、業種により期間は様々です。中小企業には、中小企業の育成の方法があります。すべてに恵まれた大手企業とは違います。
- 管理職が育たない環境があるのか?
- 可能性のある人材の採用が出来ていないのか?
- 人材を育成できる管理職がいないのか? など様々な要因があげられます。
現状がわからない為、社内の組織の在り方、業務の環境や本人のモチベーションなどを組織全体を分析する必要があります。この手間を省いてはいけません。
現状を理解せず、やみくもに手を打っても改善されるわけではありません
逆効果になることも考慮してください。
管理職が育たない環境というのは、社内の人達が気づきにくい所にヒントがあったります。更には、本音で話す機会もないとか、現状に慣れすぎて当たり前になっていて課題がわからないなど環境による影響があります。もちろん、誰もが解っているが、言い出せないというケースはすぐに手を打たねばなりません。
まずは、社内の整備から考えてみましょう。1人1人面接してみてください。
個別対面で行う時の注意点があります
現状を確認する為に「まず、相手に話させること。」
最後まで聞いてあげることから始めてみて下さい。どうして聞くことからなのでしょうか? 最近の上司部下のマネージメントでは、上司が先に話すとその意見に影響されて言いたいことが言えない、上司の気持ちがヒートアップして話過ぎるなどの意見が多く、上司や経営者が先に話さないこということが基本になりつつあります。
聴くことが先です。途中で口を挟まずに、我慢してでも最後まで聴くこと。これが、意外と効果があります。更に、同じ「聞く」でも、「聴く」で行うこと。しっかりと耳を傾けて心で聴いてあげてください。
そして更に、身体を正面に向けて、顔を見て頷きながら柔らかいにこやかな表情で聴くこと、斜に構えて聞いたり、真剣過ぎて怖い表情、微動だにしないのではとても話しにくくなります。もちろん、何かをしながら話を聞くというのは、絶体にやめてください。その他、部屋の環境もリラックスできるようにセッティングしてください。
社内改革のキッカケが見つかるかもしれません
社員や管理職とのコミュニケーション不足は大きな負の要因の一つになります。日常の言葉かけから行う事、それが習慣になるまで行うことなど、現状を変えるキッカケを作ってください。何もしなければ、良くなることはありません。
すぐに出来ることは、明日から一言声かけること。ちょっとした、キッカケで組織が変わるものです。