会議時間を意識することが、人材が育つ組織へ変貌する

皆さんの会社の会議は、時間通りに始まりますか? 

よく遅れますか? 会議は何分前集合ですか? ビジネスマナーでは一般的に5分前と言われますよね。しかし、これも会社により違います。5分前に会議室に集合して、すぐに会議が始められるように待つわけですが、それなら何も5分前でなくても良いのではという会社もあります。ですから、実際には3分前の会社もあります。

さて、今回は集合時間のお話ですが、実はよく遅れて会議が始まる会社があります。よく遅れるというより、ほとんど遅れると言った方がいいのかもしれません。基本は、5分前に集合して会議が始められるようにすること、遅れる場合は、会議責任者または、会議参加者に連絡して、〇〇分くらい遅れそうです。伝えてくださいと・・・。突発的なことや前に仕事が押していてそういうことが起きることは、予測されます。その後の対処は必須ですよね。しかし、参加者への気配りが無い為、それもありません。

会議が時間通りに始まらない会社の参加者の意識とはどこにあるのでしょうか?

例えば、10人で会議があるとします。スタートまでに人数があつまらない。どんな意識で会議を考えているのでしょう・・・。会議に間に合えばいい、ホントは会議に参加したくないからどちらでもいい、みんなが遅れて参加しているから自分だけ間に合わなくても目立たないし、問題ない。役職がある人が遅刻しているので自分なら問題ないなど。心の中のつぶやきが聞こえて来そうですね。

同じ時間を共有しているということを忘れている。それぞれの10人が自分の仕事の時間を調整して、その会議時間に間に合うように参加します。必要書類も準備して・・・。

時間の共有は、時間を大事にするというだけでなく、参加者の皆さんを大事にすることに繋がります

1人1人の大事な時間を共有する、使うわけです。社員一人一人を大事にするなら、時間をしっかりと認識し、その時間を有意義になるように、会議時間はその議題に集中します。それは仲間を大事にする、人を大事にするという事に繋がります。それがそのまま風土を作ることに繋がっているということです。仲間を大事にしない会社は、人材が育ちにくい環境にあると言えます。

この仲間を大事にするという気持ちは、

営業などが外出するケースにも当てはまります

例として、今日は、9時から〇〇さんと同行で、市内を3件回ります。帰りは、15時帰社予定です。移動中は、電話連絡はOKですが、状況がわからないと思いますので、メールまたは、LINEにてメッセージを残してください。折り返し連絡させてもらいます。このようなやり取りをしながら、朝礼が終るのが多いかなと思います。

しかし、行き先を言わずに出かける営業、行き先を書かない営業、帰社時間を言わない営業などいる場合には、事務方は大変困ります。会社に連絡が入っても、何時に帰ってくるのかわからない、連絡しても出ない等、このように自己中心的な営業のケースだと事務方もだんだん、この人は連絡取れないからいいやなどと意識も変わってしまいます。書類関係や資材関係など事務方の協力なしでは仕事ができないのに、行動は自分勝手、共に協力して成果を上げていく姿勢が足りない営業マンのパターンです。

これが経営者の場合だともっと大変です

経営だけの経営者と現場にも入る経営者では、また違ってきます。特に現場に入っている経営者の場合だと判断を仰がれるケースが出て来て、連絡が付かないのは致命的です。

連絡が付く状況でいて欲しいのですが、連絡が取れない、会社にも来ていないなど、一日中行動が解らず、現場があたふたしているということもしばしば起きています。

特例として仕事を任せて成長させるためにさせるケースもあります

責任感を持ってもらうために、わざと連絡が取れない状況になり、社員を鍛えるというようなケースもありますが、このケースは非常に稀です。

多いパターンは、経営者が社員と協力して仕事をするタイプではなく、一人で仕事をするタイプで、社員の状況などはあまり見ていない、関心がないなどの意識の経営者に多いように思われます。現場にあまり関わらないケースの経営者ならいいのですが、現場に入る経営者の場合はそういうわけにはいきませんよね。しかし、気がついていない。社員を大事にするなら、いつでも連絡が取れる状態を取っておいてあげるなどの対策もいるかと思います。社員は何も言えなくて、諦めていくことになります。こんな環境では、社員は育ちませんね。

社員を大事にするならどうすればいいのか? 成長させるにはどうすればいいのかなど考えることがいっぱいです。

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