親族が多い経営の難しさ、社員が仕事をしやすい環境をつくること

16th 日本最大級異業種交流展示会 「メッセナゴヤ」に行ってきました

メッセナゴヤ内でブースを出している知人の企業の方から、DMが届き挨拶と情報収集も兼ねて見学してきました。

事前にネットで会社登録、申込み、A4サイズの登録用紙をプリントアウトして持っていくという流れになります。人混みへ向かうのは、かなり久しぶりなので浮かれた部分とコロナ対策の取り組みがどのようになっているのかという心配な状況も見てみたいなというのもありました。今後、規模に応じてコロナ対策なども変化していくだろうと・・・。

対策に関しては、入口と出口が分かれていて、入り口には検温の機械があります。前を通過するとアルコールの消毒機械の設置などですが、設置数は意外と少なく、各ブロックの移動で建物に入る入口の両側にあるくらいで、あまりコロナを意識している感じには見えなかったというのが感想です。

印刷してきた登録用紙のQRコードで入館がチェックされます。「ピッ」これで入館完了。

首から下げる透明のプレートは誰でも取ることができ、触れられるように山積みになっていました。そこからプレートを取り自分で首から下げ、登録用紙を四つ折りにして、プレートに入れます。身分証替わりとなります。今までは名刺を入れるというのが、一般的でしたが、新しい試みでした。ただ、白黒の印刷の為、誰もが同じように見えてしまい業種の区別ができませんでした。

 

入館後、知人のいるブースへ向かう途中に様々な場面に遭遇します

綺麗なおねーさんが作り笑顔で販促物を配っている場面や、寒い中で汗をかきながら案内しているブースの男性スタッフ、つまらなそうに立っているスタッフなどが目につきました。上司の指示が不明確なのか? やっつけ仕事なのか? 企業のブースとしてチェックが出来ていない現場も多く、課題が多いなと感じて歩き始めます。

さて、目的のブースへ行ってみると知人は他社のブース見学に行っているとかで、戻るまで暫く他を見て回ろうとうろうろしていると、なんと、10年ほど前に一緒に仕事をした会社の社長さんがブースを出していました。懐つかしいの一言ですね。昔話に花が咲いてしまいました。

その時、隣に立っていた女性と名刺交換をさせてもらうとなんと社長と苗字が同じではありませんか・・・その時、この場にいるなら奥さんだという先入観でとっさに奥さんですかと? 聞いてしまい大変失礼をしてしまいました。なんと娘さんと一緒に仕事をしているという事でした。仲のいい親子で微笑ましい気持ちでいっぱいになりました。とてもいい空気感でした。親子で仕事をするのが、しやすい事もあるし、また、やりにくい部分もあるなどと話しながら、また、一緒に仕事をしましょうと約束をしてその場を後にしました。

その後、他の知人のブースを周り2時間くらいで帰ることとなります。

帰り道で考えたのが、企業内に親族がいるケースの事でした

企業の中に親族がいる場合は、他の社員との関係性も考えた行動が必要になります。

中小企業の場合、実際に親族が社内にいるケースが多くあります。社員数が多い企業の中で親族がいるというのは後継者として社内にいるケースも多く、それなりの注目度ですみますが、少人数の企業で親族がいるのはかなり注目の的となります。

例として、10人以下の中に4人もいるというケースがありました。このケースの場合、社員の中での不満などがある場合があります。親族でも一生懸命に働いている姿が見えるケースはいいのでが、親族が優遇されているケース、あまり会社の来ないケース、名前だけのケースなど様々です。

社員はこんなに一生懸命に働いているのに、利益はみんな親族の収入になっている。しかも、役員ならたくさん持って行っている、会社に来ないのにたくさんの収入を取っているなど不満から噂されているのが現実だとしっかりと認識する必要があります。しかも、自分達は役員になることもないなどのモチベーション低下・・・。この事により、後継者が組織にいる場合、周りの気遣いなど社内の雰囲気に微妙な緊張感があります。

経営者側からは、あまり見えていませんが、社員側からは、特別な目でみられているということを頭に入れて行動する必要があります。

社員にとって仕事がしやすい環境、この会社で頑張ろうと思える環境、仕事の評価をしっかりとしてあげる環境などを整備して、親族がいても気にならない様に環境整備がとても大事になります。

 

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