後継者がいないのではなく、育つ環境が無いことが問題

事業の将来性について

事業の維持、成長が可能と考えている中小企業の経営者が多くいる中で、事業は継続できるにも関わらず、後継者の確保ができずに廃業を選択せざるを得ない状況に陥っている企業があるという実態があります。その多くは、後継者及び管理職(No.2)がいない又は、育っていない企業だということです。

*後継者は育てればいいが育成方法がわからない。

*毎日の仕事に追われ、いつの間にか時が過ぎてしまった。

*背中を見て仕事を覚えなさいというような教育の仕方が変えられない。

自主・自立力がある人材を採用できる企業ならわかりますが、多くの中小企業では、自立した自社に合った人材の採用がなかなかできません。育成に関して古株の管理職は、見て覚えろと自分が育ってきた環境をそのまま今の若手に求めます。価値観の多様化やコミュニケーションが希薄になっているこの時代では、教えることが苦手という人達が増えている現実もあります。

 

採用の仕方も多くの課題

採用入口と入社後の育成の比重は、その時の企業の社内バランスにも影響しますが、経営の肝にもなる部分です。組織マネージメントも大切ですが、それを生かすのは、人です。どんなに整備した組織を作り、新しい手法を導入してみてもそれを生かす人を採用しなければ、成果も上がりません。

企業が社会貢献しつつ、自らも成長していけるかどうかは、人が重要であるということです。だから、経営においては、何よりも人を求めて人を育てていく事が大事な事です。

 

よく考えてください

私たちが、学校に入り教育を受けてきたようにどんな教育を新入社員に行うかで、すべてが決まるのです。例えば、日常的に音楽がある家庭環境で育てば、音楽が好きになったり、プロを目指したりします。プロスポーツの世界でも同じことが言えます。経営者の子供であれば、少なからず経営者とはどんなものか、体感する環境があると思います。そこで影響されて経営の道に進んだ経営者の少なくはないしょう。

ですから、人が育つ、そんな環境を社内に創ることがとても大切なのです

環境に左右されず、成長できる人材は、あまりいないということを理解してください。育つ環境を創ることです。事業継承の中で大事な一つとして、後継者の育成と同じくらい重要なのが、後継者をサポートする管理職の育成を同時に行う必要があるということ。日常的に人が育つ環境を創ることが将来的な事業承継に繋がる大事な下準備となることを理解して、すぐに行動に移してください。