組織成長・改革のタイミングは田植えと同じです

組織や人材が成長するタイミングとはいつでしょうか?

実は、日常の至る所にタイミングがあります。

例えば、経営計画を作成する時、期が変わり新たなスタートをする時、新入社員が入り新しい風が吹く時、各種研修と行う時、社内に課題が出来た時、トラブルがあった時、クレームがあった時、新しい課題にチャレンジする時、社内でのイベントの時、プロジェクトを動かす時、など年間に何度もチャンスがあります。このタイミングで、組織を変化させると動かしやすいと感じる時でもあります。

組織を改革するにはその前に準備が必要になります。

田植えを皆さんは見たことありますか? 苗を植える前に田んぼに水を引きます。その前に田んぼから水がもれないか、穴があいてないかを田んぼのまわりを回って調べます。次に、水の温度を上げる工夫をします。苗が、田植えをしてから元気に育つようにするためです。水を田んぼにためておけば、日光であたためられて水の温度が上がります・・・などなど。これは組織改革、組織マネージメントと似ています。

水を引く、その前に組織に穴(いろいろと項目があります)がないかどうか組織を十分確認し、苗が育つように水を貯め温めておくなど、組織改革がしやすいように十分な準備がいるということです。更に、苗を植えられる時期があるように、組織にも土が柔らかくなり、苗が植えられるタイミングがあります。

この組織に苗が植えられるタイミングがわかりますか? 

水も引かない、時期も見えないなど固い土に苗を植えようとしても植えることができません。組織にも改革を無理やり導入しようとしても社内の反発を受けて前に進みません。むしろ雰囲気が悪くなったなどの経験がある経営者の方いませんか? 組織マネージメント、組織改革は、田植えに似ているということなのです。

しかし、今まで変えられていない、人が見ることができない経営者の方では、組織を変えるタイミングを見ることができません。その為には普段からの社員の動向をしっかりと観察することが必要になります。導入できるタイミングと人も成長できるタイミングがあります。

経営者のタイプにもよりますが、講演会や知人の経営者から、本で読んで勉強したなど聞いてきた話をすぐに実行したくなる経営者、腰が重くて、学んで終わりの経営など様々ですが、大事なポイントは組織マネージメントでは、タイミングがとても大事だということです。新しい事を受け入れる体制が取れている組織と硬直化していてすぐには改革が出来ない組織などがあります。

改めて言いますが、物事を進めていく上では準備が必要です

計画的に組織を変えていく絵を描くことなのです。あらゆる可能性と起きるかもしれない課題を考え、そのうえで実行に移す事、すべての行動がプラスに動くことばかりではなくマイナスに動くこともあります。それが、過程で必要なものなかの? 成長に必要なものなのか? 予想外にマイナスに触れるのか? 見極めも大事になります。

時にはハレーションを起こして組織を動かすことも必要になります。動きにくい組織などは、計画的に問題を投げかけて動かすなど将来的な成長・利益・メリットを取るために、ある程度、想定できるリスクも受け入れることを理解した上で組織マネージメントが行える度量があるかどうかも要素として大きな一つとなります。

経営者が「やろう」と気持ちにスイッチが入ること

毎日忙しいから後回し、まだ時間がある、何とかなる、そのうち良くなるでは、変わりません。社員の方が努力して、成長しているかもしれませんが、大きな枠組みは、経営者が決断し、動かなければ変えられないものが多くあります。

組織を成長させるなら、バックキャスティング。数年後の未来を想像して、今から組織を変える準備をしていきましょう。そうすれば、事業承継の時でもスムーズの移行させることができるでしょう。早め早めに動くことがポイントです。一夜にして人が成長するわけではありませんから・・・。

 

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