対話を通じた経営理念・想いの承継

事業承継の根幹のひとつとして、

自社の経営理念を承継することの重要性を忘れてはなりません。いわゆる老舗企業では、時代が変わっても受け継いでいく想いを大切にしている例が多く見られます。このことは、資産や経営権のみならず、会社の理念や経営者の想いを伝承することの重要さを示しています。その意味でも、事業承継を見据えて、経営者が過去から現在までを振り返りながら、経営に対する想い、価値観、信条を再確認するプロセスは、事業承継の本質といえます。可能であれば明文化し、後継者や従業員と共有しておけば、事業承継後もブレることのない強さを維持できるでしょう。

          (中小企業庁 経営者のための事業継承マニュアルより)

経営理念の承継はとてもとても大事です

しかし現実は・・・・・。

経営理念を承継する準備や意識がある企業は、少ない。資産や経営権、資金面の対応はありますが、人事に関するサポートがおろそかにされています。M&Aなどでも、メンタル面のケアもあまりなく、M&A成立後に続けられなくて退社するケースも多々あります。これが意図的にされているとしたら残念なことです。

経営の根幹である経営理念を

しっかりと承継することで、承継後もブレない経営に繋がります。現経営者と後継者がしっかりと理念の承継を行うことが、企業にとても、社員にとっても、顧客にとっても安心できる根本となるでしょう。現経営者の過去からの理念のベースを生かしながら、新しい風として後継者の思いを組み合わせていくことが、思いの強さに繋がります。それは、社員への意思の表れになり、社内が一体化することに繋がります。

M&Aなどでは、

それぞれの文化の違いを理解し、融合した経営理念の再構築が必要となります。思いが違う社員が集まってもそれぞれの力は発揮できません。なんとなると思われがちですが、実際には文化の違いが社内問題となり、組織のあちこちに火種が生れます。

人の気持ちを大切にして欲しい。

人が組織を作り、売り上げを作っています。社員が未来を考えられることが、モチベーションに繋がります。人が育つ環境を作ることが、企業として最も大事なことだということです。